ヨシの分布は世界の熱帯、亜熱帯に広く分布している。日本はその北限分布地である。
世界を旅する機会を捉え各地のヨシを見てきた。日本によく似たヨシ、少し違うヨシ。ヨシを大切にし活用している地域、かっての日本のようにヨシを邪魔者扱いしているところいろいろである。
ヨシの分布図
○ アマゾン川のヨシ
世界一の大河ブラジルのナイル川にもヨシは生えていた。
アマゾン川でピラニヤ釣りに行った。餌は牛肉。強烈な引き、竿を撓らせて獰猛なピラニヤが姿を現す。ピラニヤ釣りは結構面白い。
ピラニヤ釣りをした周辺にヨシが生えていた。日本のヨシとは少し種類が違うようであるがまさしくヨシである。ヨシは世界中にあるのだろうか。次はアフリカで探してみようと思っている。
○ アフリカ チョベ川(ボツワナ)のヨシ
アフリカ ボツワナのチョベ川には大きなヨシ群落があリ日本のヨシに良く似たヨシが生えていた。このヨシを使って屋根を葺いたり家屋の内装に活用されていた。
○ グアムのヨシ
先日グアムに行ってきた。コンドミニアムに泊まり、付属しているゴルフ場でゴルフ三昧の8日間を過ごした。そのゴルフ場の池にヨシが生えていた。少々小振りではあったが日本のヨシによく似ていた。
○ エジプトのヨシ
ヨシは、世界中の水辺に広く分布している。エジプトでパピルスを描くのにヨシを用いたとの記録があると何かで読んだことがあったので、エジプト旅行の際気をつけて水辺を観察していた。確かにナイル川に生育しかなりの群落を形成していた。琵琶湖のヨシに比べると少し小振りであるが、セイタカヨシと思われた。
○ スペインのヨシ
ダイミエル国立公園2000haの湿地に広大な群落を形成している。
○ボーデン湖(ドイツ)のヨシ
ボーデン湖には広大な群落があるヨシ帯は自然保護区に指定されている。ボーデン湖でもヨシ帯は減少しており写真のような植栽が実施されている。
ギリシャ オリンピア地方のヨシ
ドナウ川のヨシ(オーストリア)北限に近いのかもしれない
ポルトガル ナザレの近くの川にヨシが生育していた