かって琵琶湖には壮大なヨシ原が分布し、万葉集にも謳われるほど雄大な琵琶湖の原風景を醸し出していました。今の琵琶湖は、内湖のの干拓、湖辺の開発等により大幅に減少しています。琵琶湖のヨシを甦らすにはどうすればいいか皆さんに考えていただこうと思いまとめてみました。
あしべ たづ みなとかぜ
「葦辺には 鶴がね鳴きて 湖風
つお
寒く吹くらむ 津乎の崎はも」
わかゆえのおおきみ
-若湯座王-
広辞苑を引いてみるとヨシと言う字には、葭(か)、蘆(ろ)、葦(い)と3字があります。それぞれヨシの生育状態に応じ使われています。いずれの時期のヨシも琵琶湖の原風景として素晴らしいものです。
葭 春に芽吹き大きく伸びようとしているヨシ 蘆 夏勢い良く伸びるヨシ
葦 穂が出て稔ったヨシ